旧異記

探索心得

神社探索に纏わる心得など、諸々。服装や所持品については探索装備を見て下さい。

神社の見つけ方

まず地図で探すのが基本ですが、地図に出ていない神社というのも多いです(特に稲荷は出てない)。神社を探すコツについて解説します。

基本は徒歩

神社はともかく、地蔵など含めて探す場合は基本的に徒歩が望ましいです。細い場所に入るというのもありますが、ゆっくり探さないと見つからないですね。路地などでそれなりに自由が効くという意味では自転車辺りがギリギリ。

ストリートビューの活用

便利な時代になりました。実際に行かなくてもストリートビューで場所を見ることが出来る。ストリートビューだけで神社が見つかる場合もあるし、怪しい場所を特定しておいて見に行くといった事も出来ます。

複数の地図で調べる

GoogleMapは神社に詳しく無いです。国土地理院の地図など複数の地図を見ましょう。旺文社の出してる紙の地図は特に詳しいように思います。

GoogleMapの場合、検索しても神社がヒットしないケースが非常に多いです。でも拡大して見るとちゃんと神社名が登録されている。よく分からない。

郷土資料の類を当たる

地域の神社や仏閣を案内した資料というのが結構あったりします。そういうのを当たれば、位置もわかるし由来なども分かったりするので効率的です。

地名から推測

地名を見ることで、古くから街があって神社がありそうかどうかの推測がある程度出来ます。特に、(あざ)には「○○神社」などかなり直結な名前が付いている事がある。

町並み

街の様子から地蔵の類が残っていそうな場所かどうか推測できます。古くからありそうな家が多い場所は要チェック。

史跡マップを探す

史跡の多い場所では、街中に史跡マップが掲示されている事があります。コレには神社の類もかなり詳しく出ているので、探索の足がかりには便利です。ただ、大抵の場合ものすごいザックリした地図なので、見ながら探すと結構大変です。

社叢林を探す

街中でひときわ大きな樹が集まっている場所があれば、神社の社叢林である可能性が高いです。樹のある場所に神社あり、という感じ。

幟立石

幟立石(のぼりたていし)、幟枠石などと呼ばれる石があります。神社の入り口によくある、直方体の石です。名前の通り幟を立てる目的で使われます。これは神社入り口だけでなく、参道などにもよく置かれているため、コレがあったら付近になにかあると考えて良いです。

石垣の階段

山沿いの石垣に小さい階段が設けられている場合があります。これは「上に何かある」ので、それが神社や祠であるケースというのがあります。

公園や学校

公園と神社が一体となっているケースがあります。なので、公園を見かけたらちょっと細かく調査すると良いです。幼稚園や学校の付近にも神社や石造物が多めです。

公民館/集会所

公民館や区民館、集会所に神社や地蔵が集められている事がかなりあります。近くを通ったら一通り見てみると良いでしょう。力石などがある場合も。裏手の方に隠されていたりもするので要チェックです。

神社の付近は徹底調査

神社を見つけたら付近はよく調べましょう。祠や地蔵、磐座なんかが見つかります。また、第二の神社が見つかるケースも多いです。

山中の神社であれば、付近に獣道が無いか探します。獣道を辿って行くと何かあるというケースは結構ある。

石造物がよくある場所

賽の神・地蔵・祠・石碑は辻にある場合が多いです。また火の見櫓の足元などにも多く見られます。公民館・区民館など古い公共施設も付近に石造物が置いてある場合があるので、一通り付近を探すと良いです。

古い墓地の近辺には神社がある場合があります。というより、氏神の付近に墓地が作られていたのでしょう。

河の付近では水神碑がよく見られます。橋の付近や河川の合流地点などに多い。また、山際には神社が多いです。従って、山の麓辺りを伝って歩くと見つけやすい。

聞きこみ調査

地域の神社は地元の人に聞くのが早いです。また、商店街内の稲荷などは商店街の人に聞くと場所が分かる(というより、商店街内の稲荷は聞かないとなかなか分からない)。

直感

「何かこっちに行きたい」という直感により神社を発見するケース、実はとても多いです。気になる、行きたいという気持ちになったら行ってみましょう。無駄になっても良い、という心が大事なので、時間的余裕が必要です。

神社参拝で気をつける点

神社巡りをしているので、当然神社にも参拝します。その上で気をつけている事です。

出来るだけ先に参拝する

神社境内を撮影して回る前に、できるだけ参拝を済ませる様にしています。参拝する際に神社巡りをしている旨を伝え、写真を撮らせて頂いたり境内を彷徨く事についてお願いをしています。ただ、拝殿まで遠い場合などは先に写真を撮ったりもしているので、そこまで重視はしていないです。

参拝ルールは出来るだけ守る

神社参拝には大体の決まりがあります。お参りする心があれば良いとは思いますが、作法を守るというのも大事。また、神社は祭神によって作法が違う場合があるので、知っていればその点も考慮したい所。特に、国津神を祀る神社では天津神系列の作法がどの程度通用するものなのか疑問。

一般的な参拝ルールを列挙しておきます。

  • 鳥居をくぐる際は軽く一礼する(一揖)
  • 参道を歩く際は中央を歩かない
  • 左側に手水舎がある事が多く、左側通行な感じがある
  • 左側を歩く場合は右足から入り、右側を歩く場合は左足から入る
  • 手水舎が存在し機能している場合は使用する
  • 手洗いとはちょっと違うので、軽くで良い
  • 右手で柄杓を持ち左手を清める
  • 左手で柄杓を持ち右手を清める
  • 右手で柄杓を持ち左手に水を溜め口をすすぐ
  • 右手で柄杓を持ち左手を清める
  • 水を入れた状態で柄杓を立て持ち手を清める
  • 参拝の前に帽子を脱ぐ(だいたい鳥居をくぐる前に脱いでます)
  • 参拝する
  • 最初に鐘を鳴らす。鳴らし過ぎない。
  • 基本的には二拝二拍手一拝
  • 拍手は右手をやや引いて行い、二度目に打った所で手を揃える
  • 祈る際は住んでる地域と名前を述べ、参拝の目的とご挨拶をする
  • 写真を撮って回ったりする無礼を詫ておく

境内で手を触れて良いかどうか

ゴミなどを見つけたら片付けたりしています。ただ、どこまで手を出して良いかは微妙な問題でもあり、あまり手を出さない方が良いという話もあります。

鳥居が倒れているとか、祠が崩れているのを直して良いのか?というのは特に難しく、氏子以外は手を出さない方が良いという人も居ます。ただ、場所や場合に依ると思うし、神社の雰囲気を見て手を付ける事もあります。

兎に角、難しい話だという点を先ずは知ったうえで、どうするかを考えれば良いと思います。

氏神は気をつける

個人宅所有と思われる氏神の類は扱いが微妙であるため気をつける。参拝して良いのかどうかも怪しい所がある。家人に許可をいただくのが良いけれど。


更新日時:2017/07/01 21:48 閲覧数:150